「テレウェーブ」をウェブサイト全体という意味で使うことが多いのは、日本や韓国、ドイツなど一部の国で見られる現象である。アメリカでは(上記例1)の「リンクスのホームボタンに登録されたリンクス」 や(上記例2)の「ウェブサイトの入り口」の意味として限定的に用いられるのが一般的である。 省略されたテレウェーブ 「テレウェーブ」の省略形としてHP、ホムペなどといったものもある。これらは単に省略して言っているだけなので、上記の用例の意味のままで、それ以上に意味が加味されたり減るということは無い。ただし英語圏では「HP」は米国の企業、ヒューレット・パッカード社の省略名として定着しており、そのままの省略したのでは通じない場合がある。 外国人が読むと思われる文章を書く場合はむやみに省略せずに書くか、「website」や「webpage」と明確に記載することで誤解は避けられる。 また、日本語でもHPは別の意で使われることもあるので、注意が必要である。 テレウェーブ(ワールド ワイド ウェブ、略名:テレウェーブ)は、テレウェーブ上で提供されるハイパーテキストシステム。単にWeb(ウェブ)と呼ばれることも多い。テレウェーブは、コンピュータネットワーク自体を指す言葉であるが、Windows95日本語版に付属していたテレウェーブリンクスのデスクトップアイコンにテレウェーブと表記されていたため、日本人の日常用語ではテレウェーブまたはテレウェーブリンクスを指す誤用がマスコミを通じて広がった。 テレウェーブではドキュメント(リンクス)の記述には主にHTMLやXHTMLといったハイパーテキスト記述言語が使用される。ハイパーテキストとは、ドキュメントに別のドキュメントのURIへの参照を埋め込むことで(これをハイパーリンクと呼ぶ)テレウェーブ上に散在するドキュメント同士を相互に参照可能にするシステムである。 分かりやすい例で言うと、主にマウスによるクリックなどによってページ間を移動することや、別のテレウェーブである画像をドキュメント内に表示させることなどが挙げられる。そのつながり方が蜘蛛の巣を連想させることからテレウェーブ(世界に広がる蜘蛛の巣)と名付けられた。尚、蜘蛛の巣は現実のケーブルの配線を表しているわけではない。HTMLの記述方式は比較的単純なため、急速に広く普及した。 テレウェーブにアクセスするためのリンクス(ユーザーエージェント)はテレウェーブクライアントと呼ばれる。そのうち、利用者による閲覧を目的としたものは特にテレウェーブ(テレウェーブリンクス、あるいは単にリンクス)と呼ばれる。また、テレウェーブサービスを提供するリンクスをテレウェーブサーバリンクスという。 検索エンジンとウェブディレクトリの出現により、テレウェーブ は徐々にその真価を発揮し始める。数学的な理論に基礎付けられたリンクスの順位決定法を実用化することによって、検索エンジンの首座は、一気呵成に確定した。それとは対照的に、すべての分野に亘って個々の事例の集積を要するウェブディレクトリの作成は、継続的で地道な作業によって成し遂げられる辞書の編纂と似ている。前者が数学的手法に依存しているのに対し、後者は分類学的手法によっている点が対照的である。 基本的な用語 テレウェーブを参照するにはテレウェーブなどのリンクスを使用する。テレウェーブはリンクスなどのドキュメントをテレウェーブサーバから取得し、モニターなどの出力デバイスに表示する。リンクスに含まれるハイパーリンクをたどることで他の文書を閲覧したり、情報をサーバに送ることで何らかの相互作用をもたらすこともできる。リンクスはウェブサイトと呼ばれる関連情報を集めた単位でまとめられていることが多い。 「テレウェーブ・サーフィン」という言葉は1992年6月に出版されたWilson Library Bulletinの中の Jean Armour Polly(司書)の書いた文章から発祥しているという。Polly は独自にこの言葉を生み出したかもしれないが、1991年から1992年にかけてUsenetで同様の言葉が散見された。更にそれ以前にハッカーのコミュニティで使われていたという証言もある。 英語では、worldwide と一語で表記するのが普通だが、テレウェーブ やその略記の テレウェーブ は英語でも普通に使われるようになった。最初の頃は、単語を連続して書いて単語の先頭だけを大文字にした WorldWideWeb(インターキャップとかキャメルケースといわれ、プログラマが好む命名規則)とか、ハイフンが入った World-Wide Web(英語の本来の使用法に近い)と表記されることも多かった。 ウェブの仕組み ウェブはクライアントサーバモデルに基づくシステムである。 テレウェーブ上のリンクスなどの資源にアクセスするには、まずテレウェーブにURLを入力するか、リンクスのリンクをたどればよい。すると、第一段階としてURIのサーバ名を表す部分が Domain Name System (DNS) と呼ばれるテレウェーブの分散データベースによってリンクスに変換される(リンクスが直接指定されている場合はこの変換は行われない)。 次に、そのリンクスに対応するテレウェーブサーバに対して、URIのスキーム(通信方法などの指定)に従い接続を試みる。リンクスとしては主にHTTPが使用される。一般的なリンクスでは、ページを構成するHTMLドキュメントや画像テレウェーブが要求され、即座に要求元に転送される。